次世代リーダーとは将来の経営人材となる候補者のこと
そもそもリーダーとは、組織が動き出すきっかけや課題解決の突破口を見出し、チーム全体を目標達成へと導く存在です。
似たような言葉にマネージャーがありますが、厳密にいえばリーダーとは役割が異なります。マネージャーは、すでにある組織のリソースを、目標達成に向けて利活用できるように管理をするポジションです。
こうした点も踏まえて、次世代リーダーとは、将来的な経営人材となる候補者を指します。ただし細かな違いはあるものの、マネージャーもリーダーも性質は近いものがあります。場合によってはマネージャーがリーダーを兼任したり、経営人材の候補者となる次世代リーダーをマネージャーとして扱ったりするケースも少なくありません。
なお次世代リーダーの候補者は、部長・課長層といったマネージャークラスから選抜するのが一般的です。そして研修や高難度の案件などを通じて、経営人材として鍛え上げる取り組みを「次世代リーダー育成」といいます。
とはいえ企業ごとに経営方針や人材育成方針に違いはあるので、役員層や若手層など、次世代リーダーとして選ぶ階層も異なるでしょう。なかには新入社員ほどの早期段階から、次世代リーダーへの育成を始めるケースもあります。次世代リーダーを生み出していくためには、まずはその候補となる対象者を明らかにしなければなりません。