世代間の「接しづらさ」を乗り越えて、厳しい時流に負けない組織を生み出す!今の時代の新人・若手育成のポイント研修とは?

記事公開日
2025.07.04
世代間の「接しづらさ」を乗り越えて、厳しい時流に負けない組織を生み出す!今の時代の新人・若手育成のポイント研修とは

この記事のポイント

いわゆるZ世代とされる新人や若手の育成にあたり、教育担当者も本人も真剣に取り組んでいても、思うように進まない状況は数多くの企業で見られます。今後の活躍を想定して育成に力を注いでいるものの、うまく成長につながらないだけでなく、場合によっては新人・若手のメンタル不調や早期離職を招いてしまうケースも。こうした事態は、ビジネスを取り巻く環境が従来とは大きく変化した現代では、どのような企業でも起こり得る課題でもあります。 

この記事では、3時間で学べる研修「今の時代の新人・若手育成のポイント(034」の内容をご紹介します。 

Z世代の新人・若手育成には価値観のアップデートが必須

そもそも人材育成の以前に、新人や若手と接するなかで戸惑いや疑問を感じる場面が出てくることも珍しくありません。これはZ世代が生まれ育った時代背景が大きな要因となっており、まずは新時代で重視される価値観を知ることが重要です。 

「組織中心」から「個の尊重」へ

さまざまな産業の大量生産・長期労働が求められた従来の社会では、利益最大化・均質性・競争を重視する組織中心の考え方が一般的でした。このような今の管理職世代に浸透している価値観は、現代の新人や若手における常識としては薄く、ジェネレーションギャップが生まれやすい一面も。現代の新人や若手は、個性を伸ばす学校教育や多様な文化に触れる情報化社会が進んだ背景もあり、一人ひとりを尊重する価値観が根付いてきています。こうした世代間のギャップを認識し、個性と組織が互いに生かし合う状態を目指すことは、企業としての成長や人材確保のためにも欠かせません。 

「自分で考えられる」力を育てる

新人・若手育成では、今までのノウハウを覚えてもらうだけの指導にもなりがちです。正確なやり方を教え込むような教育方法では、指示されたことはきちんとできても、自ら試行錯誤して考える力が育ちにくい一面もあります。特にZ世代の新人や若手は、ゆとり教育やSNSの普及などの背景もあり、強い自己主張よりも周りとの協調を重視しやすく主体的な思考や行動を苦手とする傾向が見られます。そうしたなかで、本来の個性や実力を発揮して活躍できる人材として育成するには、自分から積極的に仕事に取り組む姿勢を育てる教育が大切です。 

Z世代を「生かして学ぶ」組織を生み出す

現代の新人や若手は、IT技術の革新や働き方の多様化など、激しく社会が変化する時代に育ってきています。そのため今までにはない斬新な意見やアイディアが出てくる大きな可能性があるうえに、新時代のサービスや価値観にも慣れていることから、市場のニーズをつかんだ発想を生む力にも期待できます。このようなZ世代ならではの特性が光るような組織構築も重要です。 

生き残りが難しい現代に求められる組織を目指すには

Z世代に見られる価値観や風潮は、まさに今の時代の流れをそのまま映し出しているともいえます。そこで本研修では、Z世代の個性を存分に生かしつつ、現代社会に必要とされる組織構築に向けた新人・若手育成のポイントを習得していきます。 

Z世代の育成から「個と組織の幸せの関係」をつくる

「新人・若手の変化=時代の変化」であり、新たな時代の新人や若手が大切にしている考え方にも目を向けた人材育成は、厳しい現代を生き残る組織構築につながっていきます。なおZ世代が重視する、これからの組織の軸となるキーワードとしては、次のようなものが挙げられます。

  • パーパスの実現・ソーシャルインパクト(社会貢献)
  • 新価値創造(イノベーション)
  • フラット&共創
  • 個性・多様性
  • シェアリング・学び合い
  • Well-being(健康・幸福) 

先の見えないVUCA時代には、上記のキーワードにもあるような、一人ひとりの「個の尊重」と企業の存在意義となる「組織目的」の両立を目指すことが重要です。そして激動の時代に対応してきたZ世代の人材が、自らの意思や判断で成果に向けて取り組めるような育成を通じて、「個と組織の幸せの関係」を生み出すともいえます。 

まとめ 

現代の新人・若手育成では、新たな時代の流れのなかで培ってきたZ世代特有の価値観を知り、そしてその個性を生かす教育に力を注ぐことが重要です。そこで本研修では、現代の新人・若手に見られる特性や育て方を学び、Z世代が「自律的に学習・成長していく力」を身につけるための育成のポイントの習得が可能。現代の新人・若手育成を通じて、組織力の向上を目指す際には、ぜひ本研修をご活用ください。 

◆本記事でご紹介した研修 

今の時代の新人・若手育成のポイント(034