事業成長が難しい現代に、自社が独走できるビジネスを生み出す! 戦略的思考を強化する研修

記事公開日
2025.08.04
戦略的思考を強化する研修

この記事のポイント

近年はグローバル化やITの革新が進み、消費者のニーズや市場のトレンドなど、ビジネスを取り巻く環境の変化も激しくなってきています。そうしたなかで、時代に取り残されず事業成長を続けていくためには、各企業独自の競争優位性の確立が不可欠。そしてその実現に向けては、確かな戦略的思考にもとづく、既存の枠にとらわれない新たな視点からのイノベーションが必要です。 

この記事では、3時間で学べる研修「戦略的思考を強化する(131」の内容を紹介します。 

 

戦略的思考が自社ならではの地位につながるパフォーマンスを生む 

社会情勢の変動も激化する現代を生き抜くためには、自社にしかない強みや価値を提供できる、競争優位性のある企業を目指す必要があります。そのためには戦略的思考を通じて、組織全体として、次のような取り組みを意識していくことが重要です。 

全社のミッションにもとづく目標設定

各企業の競争優位性の根幹を支えるのは、全社として掲げる、社会から求められるべきミッションです。この全社を挙げたミッションにもとづいた目標設定から、自社ならではの画期的な事業推進につながります。こうした目標設定に向けては、長期的な視点でミッション実現までのシナリオを描き出す、戦略的思考が欠かせません。 

外部環境の変化に対する対応

特に近年は、政治の動向・景気・価値観・先進技術など、さまざまな外部環境が変化しやすい世のなかになってきています。このような時代の流れに臨機応変に対応し、競争優位性を確立していくためには、市場や競合の的確な分析を通じた戦略的思考が必要です。こうした戦略的思考により、組織としての問題解決や意思決定の質が高まり、激しい時流にも柔軟に応じられます。 

社内リソースの有効活用

戦略的思考により、どの段階で何を実行すべきか的確な判断がしやすくなり、例えば人材やコストなどの経営資源の最適な配分ができるようになります。こうした効果的な社内リソースの活用ができることで、社会の需要に対するタイムリーかつ本質を突いた、自社ならではの競争優位性を生む事業推進にも集中できます。 

イノベーションの推進

戦略的思考は、社員一人ひとりが取るべき行動を明確にし、日々の活動が一貫して展開されることで競争優位性につなげていくものです。組織全体としての戦略的思考から、個々の目指すべきゴールが統一して明示されることで、それぞれが主体的に動きやすくなります。こうして一人ひとりのアイディアや技術の相乗ができるようになれば、競争優位性を生み出すイノベーションも進みやすくなります。 

戦略的思考に必要なのは「5つの着眼点」

戦略的思考をしていくためのベースとなる要点は、原点回帰・分解・比較・集中・統合の「5つの着眼点」。本研修では、この「5つの着眼点」をもとに、さらなる事業成長を促す戦略的思考の手法を習得していきます。 

5つの着眼点」から最短ルートで成果を上げる戦略的思考へ 

戦略的思考を生み出す、「5つの着眼点(原点回帰・分解・比較・集中・統合)」とは、それぞれ次のような考え方をしていくものです。 

  • 原点回帰:全社としてのミッション(使命)を軸に、今後実現すべきビジョン(目標)を設定する 
  • 分解:競合他社・市場・自社のそれぞれの状況を深く把握して分析し、自社にしかできない、顧客の望みを叶える方法を見出す 
  • 比較:他社で成功したセオリーを参考に、自社が目指すべきポジショニング、ビジネスモデルを確立する 
  • 集中:最終的なゴールを目指す過程ごとに出すべき成果を順序立てて設定し、スタート地点を決める 
  • 統合:一人ひとりが納得したうえで、個々が活動しやすい道筋を立てる 

本研修では、上記のような観点から、戦略的思考の基礎的なポイントを学びます。 

受講者の声 

本研修を通じて、戦略的思考の基本から学ぶ効果として、次のような受講者の声も上がっています。 

  • 戦略的思考で最も重要なことは、その根源となるビジョンや目標であることを再認識した。そして本研修で学んだ5つの視点を履行しながらパフォーマンスを上げて行くうえで、戦略的思考のもとになるビジョンや目標はただ一般的な言葉や目標を引用するのではなく、自らの気持ち(意思)のなかから出てくるものであることが重要になると思う。 
  • 日々の業務は問題解決思考によるところが大きく、戦略的思考とは対極することが理解できた。大胆な目的、目標を持つことが戦略的思考の第一歩であり、これは常に考えていなければならないと感じた。 

上記のように、戦略的思考の根本的な考え方から身につく効果に期待できます。 

まとめ 

戦略的思考は、自社だからこそ提供できる、画期的な商品やサービスを生み出すためには欠かせないスキルです。消費者ニーズや市場が複雑化している現代では、この戦略的思考を通じた独自性の高いビジネスの推進により、さらなる事業成長につながっていきます。そこで本研修では、戦略的思考の中枢となる、「5つの着眼点(原点回帰・分解・比較・集中・統合)」の考え方を中心として学ぶことが可能です。

また戦略的思考の関連コースとして、より実践的なスキルが身につく2日間のプログラムも実施しています(戦略立案研修【会場開催・2日】)。 戦略的思考の強化を図りたい場合には、ぜひ双方のプログラムを組み合わせて活用してみてください。 

◆本記事で紹介した研修
戦略的思考を強化する(131