世間や社員に信頼される、一貫性のあるブレない事業展開を叶える個と組織の「パーパス研修」とは?
- 記事公開日
- 2025.08.25

この記事のポイント
世のなか全体に対する、自社の存在意義や使命を軸とした事業展開を目指すパーパス経営は、各企業への社会的責任が求められやすい近年では特に高い注目を浴びています。また厳しい気候変動や急速な技術革新、さらには働き方やステークホルダーの多様化なども進む昨今、激しい社会情勢の変化に対応していくには企業としてブレないパーパス経営が重要です。
この記事では、3時間で学べる研修「個と組織の「パーパス」研修(246)」の内容をご紹介します。
組織としてのパーパスの共鳴や浸透ができていない場合のリスクとは
そもそもパーパスとは、社会にどう貢献したいのか、企業や個人としての具体的な意志を指します。パーパスの意識に欠けた組織では、激しく変動する世のなかに対応した事業展開ができないだけでなく、次のような事態につながるリスクが考えられます。
社員の帰属意識が生まれず人材が定着しない
組織全体と社員自身のパーパスに重なる部分があることで、各企業での活躍を通じて、世のなかに役立てる充実感や達成感を得ながら働くことができます。組織全体と社員それぞれのパーパスの方向性が大きく離れていては、一人ひとりの仕事に対するやりがいや使命感が生まれにくく、その企業で働く満足感にもつながりません。このように個々のエンゲージメントが低い状態では、社員として各企業に属する意義を感じられずに、人材が離れやすくなってしまいます。
一人ひとりの主体的な行動が生まれない
組織全体としてのパーパスに対し、社員自身が共感できていないと、ただ上層部からの指示に従うだけになってしまいます。社員自身が組織全体のパーパスを理解できていないと、個々のモチベーションも生まれにくく、自分のやるべき取り組みを見出す姿勢にもつながりません。このように誰かが決めたことを言われたままに実行する状態では、社員自身の主体的な行動も起きにくく、新たなアイディアや施策なども創出されにくくなります。
働く動機が外的インセンティブに偏る
組織としてのパーパスが社員のモチベーションにつながっていないと、個々にとっての意欲を高める要素が、昇給や賞与などの外的インセンティブに偏ってしまいます。個人の内面的なやりがいを動機にできないと、例えば業績によってボーナスが下がるなどの事態が生じた場合に、一人ひとりの士気を下げてしまう可能性も。外的インセンティブばかりがモチベーションの根源になってしまうと、会社からの評価など外部環境の変化に意欲が左右されやすく、自発的な向上心が生まれにくくなります。
パーパス経営から強固な地位を確立した企業へ
世のなかにどう役立ちたいのか明確なパーパスを持ち、その方向性に沿った事業推進によって社会的責任を果たしていくことで、世間からの共感が得やすくなります。さらに組織全体と社員それぞれのパーパスが重なり合うと、個々のエンゲージメントにつながり、生産性を高めることも可能。パーパス経営ができれば、顧客・消費者から社員まで社内外の幅広い関係者の満足度が向上し、強いブランドイメージや競争力が生まれます。そしてこのようなパーパス経営を実現するには、まずは一人ひとりが組織のパーパスを“自分ごと”として捉えることが重要です。そこで本研修では、組織と社員自身それぞれのパーパスを結び付けるための手法を習得していきます。
組織全体と自己のパーパスの重なりを意識することが大切
組織のパーパスを浸透させるには、まずは一人ひとりが自分自身のパーパスを言語化することが不可欠です。トップダウンで強制するのではなく、それぞれが自身のパーパスと組織全体のパーパスとの重なりを見つけ、自社の事業推進にどうつながっているのか意識できることで浸透します。こうした組織全体と自己のパーパスの重なりを認識するために、押さえておきたい基本的なポイントを本研修で学んでいきます。
パーパスの実現に向けて本研修で学べるポイント
本研修では、まずはパーパス経営が注目されている背景や、他社での実現事例などの基礎知識から習得。さらに自社のパーパス経営の現状把握や、自身と他の部下も含めて個々が自分なりのパーパスを見出す手法を学ぶことで、組織全体と自己のパーパスの重なりを認識できる状態を目指します。なお本研修の効果として、次のような受講者の声も上がっています。
- パーパス経営を実現していくにあたっては、企業が目指すパーパスと個人のパーパスに融合する部分がないと、なかなか前向きに進めることが難しいと分かった。
- 部下との1on1のなかで、それぞれのパーパスを理解し、企業の経営理念の浸透を図りつつ、その融合する部分を一緒に見つけ出す作業から始めたいと考えている。
上記のように、パーパス経営の実現に向けた心がまえなど、基本から学べるプログラムを実施します。
まとめ
複雑かつ不確実で変化の速い現代において、激しい時流のなかでも着実な事業展開をしていくためには、組織の全員それぞれが同じ方向に熱量を向けることが欠かせません。そこでパーパス経営を通じて、組織としての活動の軸を強化できれば、時代の流れに負けないブレない事業展開が可能です。こうしたさらなる組織力アップに向けて、パーパス経営の実現を目指したい場合には、ぜひ本研修を活用してみてください。
◆本記事でご紹介した研修