周りに弱みを見せられない立場でも、ストレスと上手に付き合って心身の健康を守る管理職のためのセルフマネジメント研修とは?
- 記事公開日
- 2025.09.03

この記事のポイント
管理職は、チームを取りまとめて成果へ導く責任がある立場上、業務の範囲や分量が大きくなりやすく、過度な負担やプレッシャーにつながりやすい一面があります。また部下から頼りにされるべきポジションだと意識する場面が多いだけに、周囲に自分の弱みを見せづらく、悩みがあってもなかなか相談できないケースも。こうしてストレスフルな状態が続いてしまうと、深刻なメンタル不調に陥ってしまうリスクが考えられます。ストレスを溜め込みやすい管理職にこそ、自分自身のメンタルヘルスを守るセルフマネジメントは欠かせません。
この記事では、3時間で学べる研修「管理職のためのセルフマネジメント研修(261)」の内容をご紹介します。
管理職のメンタル不調から組織としてのパフォーマンス低下に
管理職としての立場を意識するあまり、自分自身のストレスを解消できずに、メンタル不調が生じるケースは多々あります。さらに管理職のメンタル不調により、組織全体に悪影響を及ぼすリスクもあり、よりよい組織運営のためにも自分自身のストレスに向き合うセルフマネジメントが重要。管理職がメンタル不調に陥ることで、組織全体に次のような弊害をもたらす可能性があります。
業務効率が下がり組織としての成果につながらない
メンタル不調が起きると、仕事に対する集中力や意欲が下がり、業務が思うように進まなかったりミスが増えたりするケースも多くあります。さらにメンタル不調は、頭痛・めまい・不眠などの身体症状にもつながり、場合によっては遅刻・欠勤の増加などの事態を引き起こすことも。こうした事態が管理職に起きてしまうと、自身の業務効率が落ちるのはもちろん、判断力が鈍ることで部下に対する適切な指示やフォローができなくなるリスクもあります。このように管理職のメンタル不調により、組織としての成果や目標達成に向けた、的確なマネジメントができなくなる可能性が考えられます。
部下のモチベーションが低下し組織全体の士気が下がる
管理職がメンタル不調に陥ってしまうと、部下側の不満につながる事態も起きやすくなります。例えば上司からの指導に違和感を覚える、何か相談しても思うような助言がもらえないなど 、部下側が納得しづらいマネジメントになってしまう可能性があります。さらにメンタル不調により、管理職自身の意欲が下がっていると、チーム全体にも同じような空気感が広がってしまうリスクも。このように管理職のメンタル不調から、マネジメントがうまく回らなくなると部下のモチベーションも低下して、組織としての活気がなくなってしまうケースも想定されます。
企業としてのイメージの悪化
管理職に限ったことではないですが、メンタル不調による休職・離職が続くと、例えば社員による転職サイトへの匿名の口コミやSNS投稿などを通じて、企業の印象が悪くなってしまう可能性もあります。また管理職のメンタル不調から、例えば合理性のない業務分担や指示などが続くと部下の不平不満につながり、上司から連鎖的にストレスを与えてしまうリスクも。そうなると結果的に管理職だけでなく、部下にもメンタル不調が生じてしまうケースも見られます。こうしてメンタル不調に陥る社員が増えてしまうと、企業イメージが下がるような人材の流動を引き起こす危険性も考えられます。
自分のストレスを知ることでメンタル不調を防止
立ち回りが難しいポジションにより精神的な重荷を感じやすく、また業務量の多さから肉体的な疲労が溜まることも多い管理職では、自らの心身の健康を守るセルフマネジメントが必須です。そこで本研修では、効果的なセルフマネジメントに向けた、基本的なポイントを学習。ストレスセルフチェックをはじめ、メンタル不調を根本から防ぐ手法を習得していきます。
まずは自分のストレスに“気づく”ことが重要
本研修では、自身のストレスレベルを把握するセルフチェックを実践したうえで、自らのメンタルヘルスケアに向けた基本的な手法を学んでいきます。ストレスの発生源やメンタル不調を引き起こす仕組みなどの基礎知識をはじめ、プログラム内ではリラクセーションの実践演習も含めたセルフマネジメント方法を習得。ストレスと上手に付き合うためのコツを身につけることが可能です。
ストレスにならないコミュニケ―ションのコツも学べる
本研修では、管理職のメンタル不調の原因を取り除くストレスセルフチェックの他、自分の意見や気持ちをうまく伝えるコミュニケーション方法も学ぶことが可能。自分も相手も尊重し、互いにストレスにならないコミュニケーション方法として、自らの考えを率直に述べる“「私」メッセージ”(アサーション) による伝え方も学習していきます。
まとめ
管理職はストレスが溜まりやすい立場であるにもかかわらず、なかなかそれを解消しづらい一面もあるため、よりよい組織運営に向けて自分自身のメンタルヘルスを守ることも不可欠となっています。そこで本研修では、自己のメンタルヘルスケアの基本となるストレスセルフチェックなど、セルフマネジメントの基礎知識を学んでいきます。自らの心身の健康を維持し、組織としての活気を生み出していくためにも、ぜひ本記事を活用してみてください。
◆本記事でご紹介した研修