“空回り”な多忙感から抜け出して、日々の活動を大きな成果につなげるためのタイム・マネジメント4.0研修とは?
- 記事公開日
- 2025.09.17

この記事のポイント
市場ニーズの多様化や人材不足などが進む近年では、組織内のそれぞれが抱える業務も煩雑になりやすく、どのタイミングで何をすべきかが見えにくい場面も多くあります。やるべきことの的確な判断ができないと、日々のタスクを忙しくこなしながらも、思うようなパフォーマンスや成果が出せなかったり時間の浪費感に悩んだりなどの問題に直面することも。一人ひとりの仕事の複雑さ・不確実性が増す現代にこそ、タイムマネジメントの高い意識が重要で、ベストセラービジネス書『7つの習慣』で提示される効果的な時間管理が注目されています。この『7つの習慣』で示されている、効果性の高い時間管理術「タイム・マネジメント4.0」を身につけることで、より有意義な時間の使い方を実現することが可能です。
この記事では、3時間で学べる研修「タイム・マネジメント4.0(032)」の内容をご紹介します。
タイムマネジメントから忙しさだけに追われない毎日を実現
最近ではリモートワークの普及にともない、対面でのこまめな確認・連携がしづらく、質問や相談のラリーが増えて忙しく感じるなどの場面が増加しています。その他にも「何のためか分からない会議に参加している」「目の前の細かなタスクやトラブル対応で1日が終わる」など、場当たり的に時間を使ってしまうことも多くあります。その結果、ビジネスでいえば職場環境の改善・次世代の育成・スキルアップに向けた学習など、緊急性はないものの重要な活動が後回しになりがちです。こうした状況が続いてしまうと、時間だけがどんどん進んでしまい、よりよい組織運営や業績向上などの大きな成果がなかなか生み出せない事態にもつながってしまいます。多忙な毎日のなかでも、雑務や一時的な問題解決などに振り回されて時間を浪費しないためには、自分の求める成果に向けて今何をすべきかを明確に判断していくタイムマネジメントが必要です。
タイムマネジメントが組織に与える効果
タイムマネジメントの習慣化により、その都度発生するタスクや問題に時間を割きすぎずに、画期的な商品やサービスの創出などの大きな成果に向けてリソースを集中できます。こうした新たな価値創出のための優先順位を明確にしていくことで、それぞれが何をすべきかの判断や調整の時間を短縮でき、組織としての動きの迅速化・活性化にもつながります。
その都度起きる出来事に振り回されないのがタイムマネジメント
タイムマネジメントとは、毎日の出来事をコントロールし、効果性の高い時間管理をしていくこと。そこで本研修では、自分の仕事で目指したい「目的と成果」から逆算して時間設計をする手法を習得します。目の前の出来事にとらわれるのではなく、本来は何に対してリソースを割くべきなのか、時間の使い方の再定義から学んでいきます。
自分の出したい成果に向けて動ける時間管理の手法を習得
本研修では、日々のささいな出来事に振り回されるケーススタディなども交えながら、より的確なタイムマネジメントの実践的な手法を学習。アメリカ独立宣言や合衆国憲法の起草者で知られる、ベンジャミン・フランクリンが実際に活用していた、常に成果を出し続けるための時間管理の方法なども学ぶことができます。
なお現代における時間管理の方法は、以下の4つの世代に分けられます。本研修では、次のうちの第4世代を「タイム・マネジメント4.0」と呼び、効果性を重視した最上位レベルの時間管理方法として身につけるワークを中心としたプログラムを実施します。
- 第1世代(メモ帳、チェックリスト):目の前の実行すべき項目の羅列
- 第2世代(カレンダー、スケジュール帳):週単位などの短期間のタスクの計画
- 第3世代(ノート、手帳):実現したい目標と、その達成を図る行動の管理・優先順位付け
- 第4世代(コンパス):仕事の目的や役割(社会貢献性など)、良好な人間関係、再新再生(知性や精神力など自己の再活性化)に向けた取り組みの継続
上記のうちの第4世代は、ベンジャミン・フランクリンが実践していた方法で、自らの理想像の実現に向けて取り組むべきことを軸として時間管理を行うものです。毎日のスケジュールのなかに、自分のなりたい姿を叶えるためにすべき項目を組み込むことで、効果性の高い時間管理につなげていきます。
受講者の声
本研修にて、よりレベルの高い時間管理の手法となる「タイム・マネジメント4.0」を学ぶ効果として、次のような声も上がっています。
- 時間の使い方を知るだけではなく、人生の目標を達成するために今何をすべきなのかを知ることができました。自分の長期的な成長のための時間を1日の1%でも確保することを心がけたいと思います。
- 生産性は時間の概念が不可欠であること。緊急性・重要性の質量から優先順位付けを行い実行する、各領域のバランスを理解することで健全に、効率よく時間を管理できる仕組みが分かりました。
まとめ
本研修で学ぶ「タイム・マネジメント4.0」では、効率的に物事を進めたり目標達成を目指したりするだけでなく、自分の叶えたい大きな成果に結び付く効果的な時間管理ができます。より本質的な時間管理を通じて、自分のなりたい姿や望む結果を実現したい場合には、ぜひ本研修を活用してみてください。
◆本記事でご紹介した研修