自ら行動する人材が集まる組織へ!主体的に動く現場づくりを叶えるコーチング・コミュニケーションの基本研修とは?

記事公開日
2025.04.09
コーチング

この記事のポイント

コーチングは自発的な行動を促すためのコミュニケーション手法で、本人のやる気・可能性・潜在能力を最大化できる効果があります。自身の目標や課題を自ら見出せるコミュニケーションにより、部下や後輩の主体性を促します。

この記事では、3時間で学べる研修「コーチング・コミュニケーションの基本(118)」の内容をご紹介します。

一人ひとりが自ら考え行動する組織が生き残る時代に

現代は先行きが予測できないVUCAの時代といわれ、ビジネス環境の変化も激しくなっています。今までの常識や経験が通用しづらく、柔軟かつ斬新なアイデアが求められるなか、また世代間ギャップや価値観の多様化から指示命令型で組織を動かすのも難しい状況。次のような現状も含めて、個々が自発的に動ける組織を生むコーチングが注目されています。

労働人口減少にともなう人材確保

人手不足が深刻な現代では、限られた人員で効率的に成果を出す組織構築も不可欠。より生産性の高い組織に向けて、個々が主体的に経験・スキル・知識を最大限に活かす必要があり、コーチングが注目されています。

機械に負けない組織構築

DXやAI化が進んで機械に置き換わる仕事も増えるなか、人間ならではの思考力や創造力による新たな価値の提供が各企業に求められています。一人ひとりが自らの個性を発揮して柔軟に発想することで、相乗して画期的なアイデアが生まれる場合も。それぞれ自由な考え方ができる土壌にする意味でも、個々の主体性を引き出すコーチングが役立ちます。

信頼関係の強化

近年ではリモートワークなどで働き方の多様化も進んだことから、社内で気軽にコミュニケーションを取れる機会が減り、ミーティングや面談を設定しないと対話するのが難しい場合も。対話のタイミングが取りづらいなかでも、コーチングによって部下が委縮せず意見や提案を出しやすくなると、「自分が認められている」との安心感から強い信頼にもつながります。

組織活性化でコーチングに注目すべき理由

組織力向上を図る手法が幅広く存在するなか、あえてコーチングに注目しておきたい理由として次のような実態もあります。

自己理解不足から実力を発揮できない

主体的に動けない原因として、自ら課題や目標を見つけるための自己理解ができていないケースも多々あります。そこで今までの選択やその判断をした理由・背景を振り返って、自身の価値観を深掘りしてもらい、自らの考え方の癖・パターン・強み・弱みなどを知ってもらうのもコーチングの目的です。仮に「仕事の調子が悪い」と感じている社員には、どの時期より不調なのか・何ができないと不満なのかなど、多角的な問いかけで自己理解をフォロー。そして自己理解が深まれば、「これができると手ごたえを感じられる」というように、本人のやりがい・意欲や潜在意識に自ら気づいて自発的に行動できます。

育成に向けた信頼関係が必要

「こんな風になってほしい」といった期待を寄せられても、部下にとって「この人が言うなら頑張ろう」と思える上司からでないと、なかなかうまく伝わりません。そこでコーチングにより、自分の考えや思いを素直に伝えられる上司として強い信頼を得ることも、スムーズな人材育成には重要です。

現場の活気を生むコーチングでやりがいある職場へ

コーチングは、ビジネスに限らず、スポーツや教育現場をはじめとした幅広いシーンで導入されています。大手企業などでは、現場で起きた事象を即時に経営に活かして実践する施策として、メンバークラスの行動を促す目的でコーチングを実施する例も。なお受講後の活用例として、次のような声も挙がっています。

受講者の声

  • 評価面談では研修で学んだことを意識して、時間を設けてメンバーの話をよく聞くように努め、口数の少ない社員には一方通行にならない問いかけをした。
  • 1on1や会議では目的や具体策を問いかけることで、メンバー自身で思考を整理できたり、不足点に気づいたりできていると感じる。

上記のように、部下の主体的な意見や思考を促すケースが多く見られました。

まとめ

コーチングは、自発的な人材を育てるコミュニケーション手法で、人手不足といった厳しいビジネス環境で生き残る組織構築に欠かせない育成手段の一つです。コーチングを通じて部下や後輩の主体性を高めることで、生産性アップや上司との強い信頼関係、本人のやりがいにもつながり組織が活性化する効果も見込めます。

また本研修の講師を務めるのは、コーチングのセミナーや研究を手がける専門団体の代表。なお研修で使用する資料は、専門家によるマニュアルとして、職場実践でもそのまま活用できます。専門家ならではの熱意や充実のノウハウが詰まった研修をぜひ実感してみてください。

◆本記事でご紹介した研修
コーチング・コミュニケーションの基本(118)