一人ひとりが「文句なし」に納得して自ら行動を起こせる! 管理職のための方針策定力強化研修とは?  

記事公開日
2025.08.04
管理職のための方針策定力強化研修とは

この記事のポイント

近年は、社会情勢や市場の変化が激しく、消費ニーズや価値観なども多様化・複雑化していて、先行きが予測できないVUCA時代となっています。こうしたビジネスを取り巻く環境が厳しいなかで、時代の流れに負けない事業展開をしていくためには、組織が一体となって個々の力を相乗させながら高い成果を生み出していくことが重要。そしてこのような組織としての高い成果に向けては、そのプロセスとなる目標達成を続けていく必要があります。そこで欠かせないスキルとなるのが、目標達成につながる的確な道筋を立てていくための方針策定力です。また方針策定力の強化を通じて、目標達成への着実な過程を見出すことで、より効率的な業務遂行や社内資源の有効活用ができます。 

この記事では、3時間で学べる研修「管理職のための方針策定力強化研修(242」の内容を紹介します。

高い方針策定力が一人ひとりの前向きな行動を促す

組織として目指したい理想のビジョンを叶えるには、ただ目の前にあることに対処するだけでなく、中長期的な目標達成を図っていく必要があります。よくありがちなのが、その場で生じた課題や要求に対して、単発・短期的な処置をして満足してしまうケース。例えば「製品不良やクレームを解決する」「顧客の要望に応える」などは、受動的な処置であり、目標達成のための対策ではありません。組織全体で成果を出すために重要なのは、理想のビジョンに向けた個々の主体的な取り組みです。そしてその理想のビジョンを実現すべく、全員が同じ方向性で自ら行動を起こすためには、より的確な方針策定が欠かせません。また最適な方針策定により、次のような効果が見込めます。

成果につながる効率的な業務遂行

目標達成に向けた明確な方針策定がされていることで、現時点では何に取り組むべきなのか、優先順位が分かりやすくなります。こうして順序立てて計画的に業務を進めることで、目標達成に必要なタスクを漏らさず網羅的に完了でき、より大きな成果を生み出す活動につながっていきます。

リソース配分の最適化 

方針策定では、どの取り組みや課題解決に対し、どれくらいの人材・時間・コストなどのリソースを割くべきかあらかじめ計画していきます。このように方針策定を通じて、限られたリソースをどう活用すべきか明確になっていることで、社内資源を過不足なく使いながら目標達成に向けた活動ができます。やみくもに行動しようとすると、余分にリソースを消費してしまうことも多く、こうした事態を防ぐためにも的確な方針策定が必要です。

重要なのは個々のモチベーションにつながる納得度の高い方針策定

何かしらの課題解決や成果を求める場合に、よくありがちなのが「○○してみるのはどうか?」「もっと△△した方がよさそう」など、いきなり打つ手から考えてしまうパターンです。場合によっては運よくうまく成功する可能性もありますが、あくまで偶然にも打つ手が当たったに過ぎず、何度も成功するとはいえません。着実な施策を打ち出していくには、まずはその課題や成果に必要な要因を分析し、何に対してどう対策すべきなのか論理的に検討する必要があります。このようにロジカルな思考方法で、目指すべきゴールに向けた、的確な道筋を立てていくスキルこそが方針策定力です。そこで本研修では、次のようなポイントを軸に、高い方針策定力を磨く学習を行います。

仕事の本質は「時間の流れと共に状態の質を向上させる」こと

仕事の本来あるべき姿は、現状からの高みを目指していくことであり、その継続によって事業成長につながっていきます。そしてこのように、「時間の流れと共に状態の質を向上させる」ための道筋を立てるのが方針策定です。こうした方針策定では、一人ひとりがきちんと納得でき、前向きなモチベーションになるものを組み立てることが重要。そうすることで個々が主体的に行動できるようになり、それぞれが高いパフォーマンスを発揮して、より大きな成果を生み出すことができます。

まとめ

方針策定力は、市場や社会情勢などによってビジネス環境が変わりやすいなかで、より柔軟に時代の流れに対応し事業成長を続けるために必要なスキルです。高い方針策定力が身につくことで、組織としての理想のビジョンに向けた、的を射たロジカルな道筋を立てることができます。また方針策定力の向上によって、一人ひとりが自分から行動できる、主体的な組織構築にもつながっていきます。自社の事業や担当プロジェクトを成功へ導く方針策定力を磨きたい場合には、ぜひ本研修を活用してみてください。

◆本記事で紹介した研修 

管理職のための方針策定力強化研修(242)