その場しのぎにしない人材活用から、意図的に目標達成や成果を目指せる組織マネジメント研修とは?

記事公開日
2025.09.05
組織マネジメント研修とは?

この記事のポイント

近年はグローバル化や技術革新が進み、海外企業からベンチャー企業、スタートアップ企業まで、国内産業における競合がどんどん増えている状況にあります。こうした背景から市場のニーズや景気の変動も激化するなかで、企業としての持続的な事業成長と高い競争力を維持するには、新たな価値創造に向けた人材活用が重要。人材を効果的に動かす組織マネジメントにより、数多くのライバルや時代の流れに負けないチームを構築していくことが欠かせません。 

この記事では、3時間で学べる研修「管理職のための組織マネジメント研修(243」の内容をご紹介します。 

リーダーシップだけでは組織は動かない? 組織マネジメントが必要な理由 

チームとしての成果に向けた人材活用において、組織マネジメントと混同しがちな要素となるのがリーダーシップですが、それぞれで意味合いは大きく異なります。大前提として、リーダーシップは的確な状況判断にもとづき人材を先導していくことを指しますが、一方で組織マネジメントは成果を生み出すための活動を設計していくもの。チーム全体での成果のために、各メンバーが何をすべきか明確に決定し、それぞれが相乗的に活動できる仕組みを整えるのが組織マネジメントです。個々が本領を発揮して活躍できる組織マネジメントを活用したうえで、メンバーの士気を高めるリーダーシップに取り組むことで、より効率的に成果を目指せる次のようなチーム運営を実現できます。 

会社の方針にもとづいた効果的な取り組みを推進できる 

組織マネジメントでは、会社全体で目指したいビジョンをチーム目標に落とし込み、各メンバーの取り組むべき活動を設計していきます。会社全体の方針を前提としたチーム目標により、全員で目指すべき方向性の共有や統制ができ、各メンバーの全社としての最終ゴールを意識した活動を促すことが可能です。 

各メンバーの多様な意見を生かした画期的な活動ができる 

各メンバーの考えを尊重しつつも、チームとして一体感のある取り組みを推進していくことも、組織マネジメントの大切な目的。組織マネジメントでは、メンバー同士の自発的な情報交換や状況把握につながる、チーム内のコミュニケーションの活性化も図っていきます。そして個々の意見を集約させることで、新たなアイデアの創出などの相乗効果にも期待できます。 

日々の業務から能力開発を促進できる 

単純にチームとしての成果を目指すだけでなく、各メンバーの将来性も考慮した組織マネジメントにより、日常業務のなかで能力開発を図ることが可能。各メンバーの目指したい理想像や現状のスキル習熟度など、それぞれの状況に適した活動を促すことも、組織マネジメントの大きな目的です。 

徹底した組織マネジメントが会社全体のパフォーマンスを高める 

組織マネジメントでは、個々の成長や意欲を向上させるチーム運営を心がけることで、会社全体としてのさらなる活性化にも期待できます。成果に向けた適切な人員配置やタスク化だけでなく、各メンバーの育成やモチベーションを意識した組織マネジメントにより、個々の主体的な取り組みを促す効果も。こうして個々が自ら積極的に活動できる組織マネジメントができれば、より多様な人材活用を促進し、チーム全体の柔軟性や革新性も高まります。そこで本研修では、会社全体のパフォーマンス向上にもつながる、組織マネジメントの基本的な手法を習得していきます。 

より効果的な組織マネジメントに向けたポイント 

本研修では、的確な人材活用を通じて仕事を動かすことで、チームの目標達成につなげていく組織マネジメントの手法を習得。チームとしての確かな成果を目指すには、各メンバーが目的意識・ゴールイメージを持って活動できるような、組織マネジメントを進めていくことが重要です。 

本研修で学ぶ組織マネジメントは、「人(チームメンバー)」に責任を負うことで、組織全体の成果を上げていくものです。そこでプログラム内では、次のような4つのシーンをピックアップし、組織マネジメントの実践力を磨くケーススタディを実施します。 

  • 仕事の分担(適切な役割を与えられるか) 
  • 目標達成への取り組み(合理的な目標展開ができるか) 
  • 業務上の責任や権限の設定(誰にどの責任や権限を与えるか) 
  • チーム内での報連相(コミュニケーション体制をルール化して構築できるか) 

組織マネジメントでは、上記のような4つの要素を軸に、円滑なチーム運営を実現させる仕組みづくりをしていきます。なおかつ本研修では、補足として、状況に応じてリーダーシップを活用する方法も学んでいきます。 

まとめ 

その場しのぎの都度対応・事後対応ではなく、あらかじめチーム運営を設計した組織マネジメントにより、各メンバーが一丸となって効率的に高い成果を上げていくことが可能。そこで本研修では、チーム全体の目標達成に向けて、より効果的に人材を動かせる組織マネジメントの手法を学んでいきます。チームとしてのさらなる活躍を目指す際には、ぜひ本研修を活用してみてください。 

◆本記事でご紹介した研修 

管理職のための組織マネジメント研修(243