正しいリーダー像を確立して実行するヒントになる! 学術的な理論から学ぶリーダーシップスキル研修とは?

記事公開日
2025.10.22
リーダーシップスキル研修

この記事のポイント

近年は少子高齢化にともなう人手不足から、人材が安定して定着する組織構築の必要性が高まっています。こうした持続可能な組織に向けて、成果の追求だけではなく、高い心理的安全性やエンゲージメントによる各メンバーの満足感につながるチーム運営が重視されています。また産業構造の複雑化が進むなかで定常的な業務からプロジェクト型の仕事も増え、年次や肩書に関係なく、幅広い人材が指揮を執るべきシーンに直面しやすい現状もあります。そこで、リーダーシップ理論を身につけることで、成長を続ける組織を目指すために取り組むべきアクションを見出すことができます。 

この記事では、3時間で学べる研修「リーダーシップスキル:理論と実践(186」の内容をご紹介します。 

リーダーシップ理論から迷いのない組織運営を実現 

本研修で学べるリーダーシップ理論は、さまざまな学術研究をもとに、あらゆる状況ごとに求められる多様なリーダー像をパターン化したものです。こうした幅広い場面で必要とされるリーダーシップ理論の理解を深めることで、より円滑な組織運営がしやすくなる効果が見込めます。またリーダーシップ理論が身についていることで、自らチームを指揮した際などの成功体験に対し、「なぜうまくできたのか」という根拠を見出しやすくなります。このように確かな成果が生まれた裏付けが明確にできることで、再度同じような結果を出せる再現性が高まります。さらに指示の出し方や業務分担などにおいても、どうしたらより良い結果になるのか的確な判断ができ、メンバーそれぞれにとって納得感のある説明や指導もしやすくなります。このようにリーダーが迷いなく働きかけることで、部下は「この上司なら頼りにできる」という安心感が得られます。そしてその安心感から個々の積極的な行動が引き出されることで、新たな変革を生み続けられる組織力にもつながります。 

リーダーシップ理論を通じて“自分なり”のリーダー像を確立 

リーダーシップのあり方や実践方法に統一された定義はなく、実際の学術研究でも、幅広い理論が展開されています。こうした世のなかで提唱される多様なリーダーシップ理論を学ぶことで、自らの置かれているあらゆる現状に対して取るべき行動など、“自分なり”に目指すべきビジョンを明確にできます。そこで本研修では、さまざまな研究から導き出されるリーダーシップ理論の傾向や共通項を中心に、現場で活用できるスキルに落とし込むプログラムを実施します。 

まずはリーダーシップの基本的な考え方から習得 

大前提として、リーダーシップと似たような認識になりやすいのが「マネジメント」ですが、それぞれで考え方は大きく異なります。 

  • リーダーシップ:組織としてのビジョンに向けて人材を巻き込む(変化と動きを生み出す活動) 
  • マネジメント:組織としての目標達成を図るためのプロセスを設計する(統制と一貫性を生み出す活動) 

いずれにしても組織発展のためには、リーダーシップもマネジメントも不可欠です。本研修では、上記のようなマネジメントとの違いも含めて、リーダー会議の基本から学習します。 

リーダーシップ理論の理解を深めながら自らの行動計画を設定 

プログラム内では、リーダーシップ理論のベースとなる概念や歴史を学びながら、職場で実践できる行動計画を立てる演習も行います。なおリーダーシップ理論は、時代の流れと共に変遷しており、世代別で異なる内容が展開されています。そこで本プログラムでは、年代ごとに順を追って、多様なリーダーシップ理論を身につけるワークを実施します。具体的には次のようなポイントから、リーダーシップ理論に対する理解を深めていきます。 

  • 特性アプローチ(初期):先天的な5つの資質(知性・自信・強固な意志・誠実さ・社交性)からリーダーシップが発揮される 
  • 行動アプローチ(中期):人間関係(従業員志向型)と効率的な業務遂行(生産志向型)の2つの軸で行動パターンを分け、リーダーシップの発揮に必要な取り組みを考える 
  • 状況アプローチ(後期):部下の成長段階に合わせて、指導やサポートのレベルを変えることでリーダーシップを発揮できる 

受講者の声 

本研修にて、学術的にリーダーシップ理論を学ぶ効果として、次のような声が上がっています。 

  • リーダーシップにはさまざまなスタイルがあることをあらためて理解した。臨機応変に対応し良い影響力を与えられるよう努力していきたい。 
  • 自分の行動傾向をコース内で評価できたため、苦手なところを自分で知ることができた。 

まとめ 

リーダーシップを発揮する手法はさまざまで、状況によって変動させる必要があり、特に部下の状態に応じて使い分けていくのが効果的です。そこで本研修では、多様なリーダーシップ理論を学ぶことで、組織の現状に求められるリーダー像を自ら確立できるスキルを身につけられます。リーダーとしての的確な取り組みや言動ができる能力を磨きたい場合には、ぜひ本研修を活用してみてください。 

◆本記事でご紹介した研修
リーダーシップスキル:理論と実践(186)